モンスターペアレントはご存じでしょうか?
モンスターペアレントとは学校などに対して自己中心ともいえる理不尽な要求をする親を意味します。
しかし、要求を繰り返すことがあっても、当該の要求が常識の範囲内にあり、かつしかるべき理由を明示してくる場合はモンスターペアレントとは呼ばれません。
例えば、これは保育園でのモンスターペアレントのお話ですが、子どもが毎日おなかをすかせてお昼までぐずって泣き叫びます。
午前のおやつの時間も、「もっともっと!」とせがむので、これはおかしいとおもった保育士がお母さんに「お子さんはおうちできちんと朝ご飯を食べています?」と聞いたところ、「そんなの食べさせていない」とのこと。
お子さんが毎日朝おなかがすいているみたいなんですよ。
朝ご飯はきっちり食べさせてあげてください、と保育士が伝えるとお母さんは急に怒りだしました。
「じゃあ、保育所で毎日朝ご飯出しなさいよ!!」と。
自分は低血圧なので朝は起きられない。
なので、ご飯を作る時間なんてない。
やることはいっぱいあるの、あなたとは違うのよ。
そうお母さんは言っていました。
しまいには「私の分もつくりなさいよ。」
これはもう完全なるモンスターペアレントでえらいすね。
他にも、新卒採用の子が数人はいったのですが、ちょっと保護者との折り合いがつかなかったり、精神的に疲れてしまい、辞める事となったそうです。
その際にも保護者の方が「なんでそんな新人が数人も辞めるの!?みんな甘いんじゃないの!?これだから公務員は・・・・。」とその新卒の子たちに言ったそうです。
最近ではこういった要求を保育園へする保護者が増えているそうです。
その件数は年々増えているため、私の友人の保育士でも本当に悩んでいる子はいます。
その結果が、保育士の不足にも繋がると感じます。
しかしこればかりは、保育士と保護者の問題、人と人の問題ですので、なかなか解決はしないでしょう。
実際はモンスターペアレントと呼ばれる人たちの中には、子どもが可愛くて可愛くてしょうがないから思わず・・・という方もいます。
その可愛くて・・・を子どもに思いっきりぶつければよいのです。
それを学校や教師に伝えるのは、少し違うと思います。
子どもが好きなのは、保育士、教師も同じです。
みんな子どもが可愛いのです。
もっとお互いが寄り添える環境が増えれば新卒採用も増えていくのではないか、と思います。
新卒採用を目指す人達には本当に頑張ってもらいたいと思います。